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2017年12月1日金曜日

最幸の人生の贈り方 2017年11月 メルマガ発行記事

朝日 一惠です。

メルマガ読者様のおかげで、11月も
毎日発行することができました。
心より感謝いたします。
どうもありがとうございます。
 

11月16日のメルマガ記事より抜粋


反脆弱性(4) 反脆さをどうつくるか
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反脆弱性――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方
ナシーム・ニコラス・タレブ
2017年出版

Antifragile: Things that Gain from Disorder
Nassim Nicholas Taleb
2013
  

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何重もの冗長性は、自然というシステムの根幹をなす
リスク管理の性質だ。
 
人間には(もちろん会計士にも)ふたつの腎臓があるし、
肺、神経系、動脈機構など、
色んなものに予備の部品や余分な容量がある。
 
一方、人間が設計するものには余裕がなく、いわば冗長とは正反対だ。
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人体の反脆さには条件がある。
 
それにはストレスの頻度が少し関係している。
 
人間は慢性的なストレスよりも急激なストレスのほうが
うまく対処できる。
 
特に、急激なストレスのあとに十分な回復時間を取れば、
ストレスがメッセンジャーの働きをしやすくなる。
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ランダム性や予測不能性を持つシステムは、
頑健よりもさらに高度な構造を構築する。
 
世代を経るたびに日和見的に自己を作り直し、
集団や種を変化させつづける。
 
ブラック・スワン管理の基本とはこうだ。
 
自然(自然に似たシステム)は、
不死の有機体内部の多様性ではなく、
有機体同士の多様性を好むのだ。
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核の事故で地球上のほとんどの生命が絶滅しても、
全滅でなければ、海底かどこかからネズミやバクテリアが現われ、
また一から物語が始まる。
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細菌に害を加えようとすればするほど、
生き残った細菌は強くなる(全滅させれば話は別だが)。

がんの治療も同じ。
 
多くの場合、化学療法や放射線治療の攻撃に耐え抜いたがん細胞は、
もっとすばやく繁殖し、死んだ細胞の作った隙間を埋めるのだ。
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私は、長く続く組織ってどういうふうに作ればいいのか、
考えてきました。
 
結論としては、
「世代を経るたびに日和見的に自己を作り直し、
集団や種を変化させつづける。」
「自然(自然に似たシステム)は、
不死の有機体内部の多様性ではなく、
有機体同士の多様性を好むのだ。」
になるのではないかというのが、私の今の仮説です。
 
 
『国家はなぜ衰退するのか』でも、
独裁主義は急速に成長できるが、長くは続かないことを
歴史から教えてくれました。
 
国を長く繁栄させるためには、
トップを例外にしない、ルールが必要なのです。
 
自然の場合は、寿命があるので、
どこかで個体は入れ替わりますね。
そういう仕組みになっているのです。
 
子供の頃、大好きだった『銀河鉄道999』は、
機械の体と人間のいのちがテーマでした。
 
「宇宙の多くの裕福な人々は
機械の身体に魂を移し替えて機械化人となり
永遠の生を謳歌していたが、
貧しい人々は機械の身体を手に入れることができず、
機械化人の迫害の対象にされていた。」
(Wikipedia)
 


が、自然はおそらく永遠の生を望んでいないのではないかと
思います。
 
永遠の生ではなく、変化しつづける方を
選択するのではないかと思います。
 
だから、変化し続けることを前提に、
組織を作ることが大切じゃないかなと
思っています。
 
私がコミュニティで作った組織、
今作ろうとしている組織は、任期制です。
 
PTAがそれでまわっているのですから、
他の組織もそれでまわるはずだという仮説のもと、
作ってみました。
 
これが反脆さにつながると考えています。
 
だって、日本の首相はころころ変わっても、
だいじょうぶじゃないですか。
 
IBMの社長も変わり続けて、
100年以上続いているのですから。
 
      
あなたは、「何」を地球に残したいですか。



最後まで、お読みいただき、
どうもありがとうございました。


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