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2017年10月1日日曜日

最幸の人生の贈り方 2017年9月 メルマガ発行記事

朝日 一惠です。

メルマガ読者様のおかげで、9月も
毎日発行することができました。
心より感謝いたします。
どうもありがとうございます。
 

9月11日のメルマガ記事より抜粋


教養としての「世界史」の読み方(5)
宗教を抜きに歴史は語れない
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教養としての「世界史」の読み方
本村 凌二
2016年出版
 
  
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世界では今、民族主義の動きが高まりを見せる一方で、
アメリカ、中国、ロシアなどは
帝国主義的傾向を強めるという、
両極端な動きが同時に進行しています。
 
こうした複雑化する世界を
日本人がきちんと理解するためには、
もっと世界史を学ぶ必要があります。
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日本人は信仰心が薄いと言われています。
 
実際、自分が熱心な信徒であるという自覚を持つ
日本人は 多くありません。
 
しかし、欧米人にとって、信仰心が薄いというのは、
モラルが低いということとイコールとして
受け取られやすいので注意が必要です。
 
欧米では、モラルの背景に宗教的制約があると
考えられているからです。
 
彼らにとっては、神の前で恥ずかしいことを
してはいけないというのがモラルの基本なのです。
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こうした「モラル」と同時に、
宗教は人々に「結束力」をもたらします。
 
宗教の他にも結束力をもたらすものとして
「言葉」があります。
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彼の考察によれば、
人類が明確に意識を持ったのは約三千年前。
 
ではそれ以前の意識の稀薄な人類は、
どのようにして社会生活を営んでいたのかというと、
「二分心」を活用していたというのです。
 
これは、簡単に言うと、心の中に「自分」と、
もう一つ「神」がいたということです。
 
つまり、神という別の存在が実際にいて、
その声を聞いていたということではなく、
古代の人々は、内なる声として常に
自分の内なる「神」の声を聞きながら
生きていたということです。
 
なぜ占いが生まれたのかということです。
私は、それまで聞こえていた「神々の声」が
聞こえなくなったからだと思っています。
 
占いの最も古い形は「神託」と言われるものです。
  
神々の声が聞こえていたとき、
人間は「生きる指針」など必要ありませんでした。
 
聞こえてくる神々の声に従えばよかったからです。
 
神々の声が聞こえなくなったからこそ、
人は絶対的な神を必要とし、
物事を判断するために思想を
必要としたのではないでしょうか。
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世界で初めて一神教が登場するのは、
前十四世紀のエジプトです。
 
キリスト教徒は今でもよく「われわれは弾圧された」
「迫害を受けた」と言いますが、
迫害されていた人たちがわずか百年程度で、
今度は迫害する側になっているのです。
 
悲しいことですが、
一神教が宗教的マジョリティになると、
どうしてもこういうことが起こってくるのです。
 
なぜなら、一神教は唯一絶対神であるが故に、
他の神の存在を許容できないからです。
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新渡戸稲造が、『武士道』を書いた理由は、
「日本人は、宗教がないのに、道徳をどう教えているのか。」
「ハラキリをするなんて、日本人は野蛮ではないか。」
という質問に回答するためです。

  
日本人のモラルを教えていた修身教育が、敗戦とともになくなり、
GHQのもと、今の道徳教育に置き換えられてしまったので、
どういうふうに教えられていたのかは、私は理解していません。
 
ただ、個人の意思よりも、もっと大義のために尽くせと
教えられていたのではないかと思っています。
 
日本では、一神教がマジョリティにはなりませんでした。
 
神社に行っても、大概、三人の神様が祀られています。
 
おまけに神仏習合が長く続いてきたので、
余計に、無宗教に見えるのかもしれません。
 
私自身、般若心経をそらで唱えることができますし、
神社にお参りすることはとても好きです。
 
神社の鳥居をくぐったときに、気が変わるのを
感じるのがとても心地よいのです。
 
こういう場所が、あちこちにあるのが、
日本のとてもよいところだと思っています。
  
 
さて、その昔、人類は、内なる神の声にしたがっていたという
仮説はとてもおもしろいと思います。


 
私は、実は、象やクジラやイルカなどは、
今でも内なる声にしたがって、
集団生活を営んでいるのではないかと、
勝手に思っています。
 
そういえば、以前、私がとてもお金持ちになったら、
やってみたいこととして、
「象とシャチを飼いたい」
と考えたことを思い出しました。
 
今や、そんな望みは捨てましたけれど、
人類は、人類以外の動物にもっと敬意を
払ってもよいのではないかと思っています。
 
人類が感知できない周波数でやりとりされている情報は、
実は人類以上に高度のやりとりかもしれないのです。
 
そんなことを改めて思いました。
 
      
あなたは、どういうモラルを大切にしていますか。

 

最後まで、お読みいただき、
どうもありがとうございました。


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