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2017年8月1日火曜日

最幸の人生の贈り方 2017年7月 メルマガ発行記事

朝日 一惠です。

メルマガ読者様のおかげで、7月も
毎日発行することができました。
心より感謝いたします。
どうもありがとうございます。
 

7月9日のメルマガ記事より抜粋


天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る(4)
人工知能と人間
──────────────────



人工知能 天使か悪魔か 2017
NHK
2017/6/25
https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20170814/index.html



人工知能 PONANZAと佐藤天彦名人が
対局する電王戦を、羽生善治氏が解説するのを
縦糸に、さまざまなAIが紹介される番組でした。
 

=========

■ AIタクシー
名古屋のタクシー会社の事例。
地域を500メートル四方にわけて、
むこう30分の客予測を行い、
どの道をどの方向に走るとお客様を拾う確率が高いかを
画面で示します。


ドコモが1年半で開発しました。
人がどこに多いのか、位置情報データをベースに
乗降データ、天気、日付といったデータを
加えて、予測します。
 
 
予測精度95%で「一度使うと手放せない」
 
 
これにより、20%売り上げが増加しました。
今後、全車両に展開する予定です。



■ AI事故予測システム
事故を起こす前に危険なドライバーを再教育します。


■ AI株価予測システム
銘柄ごとに5分後の株価予測を行います。
1000秒の1ごとの取引が、元データであり、
今は、AI vs AIの戦いになっており、
トレーダーはそれを眺めているだけです。


今まで人間が思いつかなかったような解析解を出してきます。



■ AI再犯予測システム
アメリカの刑務所で採用
裁判所データから、
犯罪歴、仕事、家庭環境、人種などをもとに
どんな人が再犯するのかを導きます。
ただし、その理由は示しません。


■ AI退職予兆判断システム
東京都内の病院への医療事務受託会社で採用しています。
退職しそうな人を面談では見抜けません。


実際に面談した人の面談記録をもとに
単語、接続詞、助詞とその順番を解析します。
文章の意味は解釈しません。


この結果をもとに退職しそうな人を手厚くサポートします。
実際に面談している人からは、納得できない判断というコメントが。


AIにより、退職の可能性が高いと判断されたコメントは、こちら。
「前職がクレーム対応や問い合わせに答える仕事だったので、つい話が長引いてしまう。
忙しい時間帯には短く要領よく問いかけるように心がけていくつもりだけど、
まだまだ甘いような気がする」



■ AI政治家
韓国で研究中。
教師データとして、
憲法、法律、国防、経済政策、世界情勢、経済指標、ネット上の世論
を入力します。


さて、縦糸となった電王戦ですが、
第1局 PONANZAが指したのは、3八金
これは、人間が打たない手です。


この手を見た瞬間、佐藤名人は、大きく息をつきました。


定跡では、歩を動かすところを、金を動かしたのです。


そして、10手までに強固な守りである、
なかずまいを築きました。


結局、PONANZAの勝利。



第2局 PONANZAが指したのは、4二玉
いきなり玉を動かすというのは、これもまた人間が打たない手です。


佐藤名人は、自ら悪い手は打っていないと
ふりかえりつつも、徐々に悪い状況になっていき、
第2局もPONANZAが勝利しました。


このPONANZAの開発者は、
将棋に詳しいわけではありません。
ただし、プロ棋士が過去20年間で対局した5万局の棋譜を
読み込み、さらに自己対戦を700万局行い、
機械学習させました。


開発者自身が語っていた言葉が印象的でした。
「困っていることがある。
なんで強くなっているのかわからないところがある。


私がプログラムを書いているんですけど、
私の理解を超えつつあるのが今の人工知能である。
これは、いろいろな人工知能界隈で起こっていることでもある。


人工知能がブラックボックス化していて、
答えは出すが、理由は示さない。」


これらに対して羽生さんはこのように語っていました。


「人工知能を、それをどう使いこなすか。
しかし人工知能を「仮想敵」のように
位置づけてしまってその効果的な利用法を
検討しないのは得策ではありません。


将棋の世界では人工知能が提示したアイデアを
参考にしながら新しい手を考えたり
さらにそこ将棋の技術が進歩したいするケースが
すでに非常に多く起こっています。


もしかすると人間を超えたのかもしれないと思う一方で
それが絶対的に正しいとも限りません。


どういうふうに人間の実力を伸ばしていくという方法論はまだである。」

=========


番組紹介は、ここまでです。


人々が一様に語っているのは、
「なぜそのような解を導き出したのかは、
わからないが、確かにその解は機能する」
ということです。


なぜ、不気味かというと、
これは、人間が天才性を発揮する人に抱く感情と
同じだからです。


天才の天才たるゆえんは、
誰よりも努力することに貪欲であり、
努力自身を楽しんでいるところにあると、
私は思っています。


そして、その膨大な努力から導きされた
ひらめきが、他の人にはブラックボックスであり、
驚きを引き起こします。


人工知能のすごいところは、
大量なデータをもとに、
人間が一生かけても行えない学習を
苦もなく行えるところではないでしょうか。



これが、人間の天才と、相通じるように思えます。


次に戦争が起こるとしたら、AI同士の戦争になり、
もはや指揮官は不要になるのではないでしょうか。
ロボットは、複製可能です。
しかし、人間が命を落としたら、そこでおしまいです。
すると、生き残るのは、ロボットばかりということに
ならないでしょうか。


さらに、昨日の記事で書いたような、
「分散学習」が可能であれば、
どこかのロボットが得た英知は、
瞬時に世界中のロボットに反映することも
可能になります。
集合知そのものがどんどんアップグレードするならば、、、


羽生さんが語るように、
本当に人工知能の英知を、人間の実力を伸ばしていくのに
使えるのでしょうか。


私からの提案は、、、


対戦を積み重ねるのではなく、
対話を積み重ねることで、
新しい英知を生み出していくのが
人間にしかできない活動ではないかと思います。



すると、私たちに必要なのは、
どちらがより売り上げを上げるのか、
どちらが勝ちに導いたか、
という問いかけではなく、


より幸福感を感じることができたか、
より自分らしさを発揮できたか、
という問いかけではないでしょうか。


人生の目的は、
売り上げを上げることでも、
他人に勝つことでもなく、


自分が生まれ持った才能を見出し、
磨き上げ、それで世界に貢献し、
周りの人と一緒に幸せになることではないかと
思っているからです。


私は、人間の可能性に賭けます。

 
あなたは、人工知能とどうつきあっていきますか。
How do you deal with artificial intelligence?
你如何处理人工智能?
 

最後まで、お読みいただき、
どうもありがとうございました。


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