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2017年7月1日土曜日

最幸の人生の贈り方 2017年6月 メルマガ発行記事

朝日 一惠です。

メルマガ読者様のおかげで、6月も
毎日発行することができました。
心より感謝いたします。
どうもありがとうございます。
 

6月19日のメルマガ記事より抜粋


しあわせ仮説(6) 幸福は「あいだ」から訪れる
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しあわせ仮説
ジョナサン・ハイト
2011年出版


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自己の中に存在するものすべてを見、
存在するものすべての中に自己を見る人は、
何も恐れなくなるだろう。
・・・賢者がこの偉大なる統合を見て、
彼の自己がすべての存在になった時、
もはやどんな欺瞞や悲哀が彼に近づくことができようか?
———『ウパニシャッド』
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「人生の意味は何か」という問いは「聖なる問い」と呼べよう。


その探求は高貴であり、すべての人が
答えを見つけたいと思っているのだが、
それを見つけることができると
期待している人はほとんどいない。
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聖なる問いは、二つの二次的質問があるようだ。


一つ目は、人生”の”目的への問いと呼ぶことができよう。


「人類は何のために地球上にいるのか? なぜ私たちはここにいるのか?」


この問いに対しては、大きく分けて二つの答えがある。


何らかの思想、欲望、意図をもつ神、精霊、知性体によって
世界が作られたと信じるか、または、
純粋に物質的世界の中で、すべては単に
物質とエネルギーが自然の法則によって相互作用することで
生じたのであると信じるかである。


二番目の二次的質問は、人生”においての”目的という問いである。


「私はどのように生きるべきか?
良い、幸せな、満ち足りた、意味深い人生を送るには何をすべきなのだろうか?」



一つ目は人生についての外側からの問いである。
人、地球、星などを
「なぜそれらは存在しているのか」という問いの対象と見なし、
神学者、物理学者、生物学者によって適切に探求される。


二つ目の問いは、人生についての内側からの問いである。


主体としての
「いかにして意味や目的の感覚を見出すことができるのか?」
という問いであり、神学者、哲学者、心理学者によって
適切に探求される。
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最近の研究ではほとんどの人は仕事に対して、
労働、キャリア、天職の三つのうちのどれかの
アプローチをしているということがわかった。


仕事を労働と見なす人は、
お金のためだけに働き、
週末を夢見ながら頻繁に時計を眺め、
おそらくは、仕事上よりも効力感に対する欲求を
包括的に満たしてくれる趣味を追求するだろう。


仕事をキャリアと見なす人は、
進歩や昇給、名声といったより大きな目標を持っている。
これらの目標の追求がしばしばエネルギーを与え、
業務を適切に完了したいがために時折家に仕事を持ち帰る。
しかしたまに、なぜこんなに一生懸命に
仕事をしなければならないのか疑問に思う。


仕事を天職と見なす人は、
その仕事自体に本質的に満足している。
何か別のことを達成するために行うのではない。
仕事を、大いなる善行への貢献や、
明らかに価値があると思える何らかの
より大きな計画への貢献だと考えている。
仕事中に頻繁にフローを体験する。
「退社時間」を楽しみに待ったり、
「やった、神様、金曜日だ!」と叫びたくなったりしない。
急にとても裕福になったとしたら、
おそらく給料がもらえなくても、その仕事を続けるだろう。


これらは職種とは関係ない。


病院の清掃員であっても、天職と見なして、
ずっと楽しんでいる人がいるのである。


ポジティブ心理学における研究から
明らかとなった楽観的な結論は、
ほとんどの人が自分の仕事からより多くの満足を
得ることができるということである。


だから、仕事の最高の状態は、
絆、従事、コミットメントに関係する。
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幸福仮説の最終バージョンは、
幸福はあいだから訪れるというものである。


幸福はあなたが直接的に見つけたり、
獲得したり、達成したりできるものではない。


正しい条件を整えた上で、待たなければならない。


ちょうど植物が成長するために
日光、水、良い土壌を必要とするように、
人には愛と仕事と自分より大きな何かとのつながりが必要だ。


あなたと他者、あなたと仕事、
そしてあなたとそれよりも大きな何かとのあいだに
正しい関係性を築くように努力することには価値がある。


もしこれらの正しい関係性を得られれば、
人生の目的と意味の感覚はおのずと湧いてくるだろう。
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私がIBMで最後に担当していた、
人事の仕事はとてもおもしろい仕事でした。
会社のトップから見た鳥瞰的なビジネスも見られるし、
現場の前線で働いている社員ひとりひとりからの目で、
大きな組織を眺めることもできたからです。
これは、定年まで挑戦するやりがいのある仕事だと
思っていました。


しかし、グローバル化するにつれて、
どんどん状況が変わっていきました。


そして、会社を辞めることにしたのです。


定年まで生き生きとしている自分の姿を
イメージできなかったからです。
定年後に生き生きとしている自分の姿を
イメージできなかったからです。


ずっと続いていたように見えた線路は、
実はすぐ先で終わっていることが
わかったのです。


そして、定年のない仕事ができるようにしようと
決めたのです。


実は、生涯現役で働けることこそが、
幸せな人生と幸せな社会につながると
思ったからです。


ですので、ミッションの一つに掲げました。


「誰もがやりがいのある仕事で、
生涯働き続けて、
みんなが豊かになる社会を創る!」


天職をもっていたら、病気にはなりません。
シニアが社会に支えられる人ではなく、
社会を支える人に変われば、
年金問題は発生しません。


だから、自分がやりがいのある仕事を
見つけられるようにしたいと思いました。


本にも書いてあったように、天職とは、
「急にとても裕福になったとしたら、
おそらく給料がもらえなくても、その仕事を続けるだろう。」
仕事のことです。


お金があってもなくても、やりたい仕事が
天職だと思っています。


こういう仕事にめぐりあったら、
死ぬまで幸せに生きられると思うのです。



私自身は、ファシリテーターという仕事で
活躍する人が増えること、
ファシリテーターの活躍分野を増やすことが
天職だと思っています。


今から、どんどん寿命が長くなっていったとしたら、
教えたい人ばかりが増えて、教わる人は増えない
社会になるのではないでしょうか。


つまり、教える、教わるという関係性そのものが
成り立たなくなるのはないかと思っています。


そうではなく、場を共有して、
その場からお互いに学び合うことが
これからの世の中に大切だと思っているのです。


そこには、教える人、教わる人の上下関係は存在しません。


ファシリテーターは、場にいる人よりも
専門知識や経験を多くもっている必要はないのです。
にもかかわらず、場から学びを引き出すことができます。


そういう人たちをどんどん増やしていき、
その活躍が教育でも会社でも社会でも
当たり前になるようにしたいと思っています。


あなたは、裕福になったとしても続ける仕事を、今やっていますか。


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