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2016年10月1日土曜日

最幸の人生の贈り方 2016年9月 メルマガ発行記事

朝日 一惠です。

メルマガ読者様のおかげで、9月も
毎日発行することができました。
心より感謝いたします。
どうもありがとうございます。
 

9月17日のメルマガ記事より抜粋


コ・イノベーション経営(2) 企業中心から消費者中心へ
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コ・イノベーション経営
価値共創の未来に向けて
C.K.プラハラード
ベンカト・ラマスワミ
2013年出版


The Future of Competition:
Co-Creating Unique Value with Customers
C.K.Prahalad
Venkat Ramaswamy
2004


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価値共創パターンの変容
 

変容前:企業中心の需給関係
仕入先
<-
企業
ERP: 統合業務パッケージ
SCM: サプライチェーン・マネジメント
CRM: カスタマー・リレーションシップ・マネジメント
->
チャネル
->
各消費者セグメント


変容後:各消費者を中心に据えた経験主体の発想
ノード企業のネットワーク
<->
経験環境:各消費者
<->
消費者コミュニティ


・消費者と企業の関わり合いが、価値創造の中心となる
・各人の共創経験が価値の基盤にある
・経験の入り口としていくつものチャネルがある
・多彩な共創経験を支えるインフラが必要である
・消費者コミュニティなどの高度ネットワークがコア・コンピタンスの柱である
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経験の品質管理(EQM)


製品やサービスの統合的品質管理(TQM)

品質観:品質は製品、サービス、プロセスと結びつけられる
目的:プロセスのばらつきを減らす、製品やサービスの質を一定に保つ
手法:社内の規律やプロセス(シックスシグマなど)、顧客満足度調査
成果;予測可能、仕様との比較で評価する


経験の品質管理(EQM)

品質観:個々の共創経験、経験を支えるインフラの質が問われる。
 製品、サービス、プロセスの質を確保するのも必要だが、
 経験の質を決定づける十分条件だとは限らない。
目的:消費者の多様な経験に対応する。
 同一の製品やサービスを使用しながらも、経験は異なる
手法:共創の決まり、かかわり合いのルール、共創や経験監査のDART
成果:個々の消費者と経験環境が文脈に基づいて相互作用する結果、ユニークに決まる
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『ロード・オブ・ザ・リングーー旅の仲間』の事例
 
これほど多くの熱烈なファンに待望された映画が、
これまでにあっただろうか。
 
ニューライン・シネマは賢明にも、
大勢のトールキンファンの世界的ネットワークを
排除したり無視したりするのではなく、
取り込む戦略を取った。
 
ワールドワイド・インタラクティブ・マーケティング担当の上級副社長は
「映画を製作しましたから、観に来てください、と言うだけでは傲慢でしょう」
と述べている。
 
彼は、400以上もの非公式トールキンサイトを訪問した。
そして、一般には公開されていない情報を提供して、
詳細についての意見を求め、
制作チームと交流する機会まで設けた。
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市場をターゲットではなく、フォーラムとみなす。

ブランドを生み出し、特徴づけを行い、維持していくのは企業である

経験こそがブランドである。このブランドは共創のプロセスで生まれ、進化する。
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この本は、私にとって、
わくわくする事例がたくさん載っていて、
さらには、抽象・一般化されて、
時代の方向性が整理されており、
とても学びになる本です。


私が最も愛する小説は、
トールキンの「指輪物語」です。
これが、映画化されたとき、
本当に驚きました。
 
トールキンの世界観が映像になって、
現れたからです。


もともと長編の小説ですから、
省かれたエピソードもいくつもありますが、
それでも、原作のよさを損なわずに
3時間3部作で表現しました。
 

ですから、映画も原作同様に大好きです。


あの映画を作るために、
監督のひとりよがりではなく、
多くのファンの意見を
巻き込んでいたことを初めて知りました。


もちろん、監督のこだわりがあったからこそ、
あの質の高い作品ができたと思うのですが、
こだわりを貫くために、
他の人の意見を取り入れたのですね。


すでに市場にあるものについての意見は、
人工知能でも集約できるだろうけど、
これから市場に出すものについては、
やはり、人の意見が大切かと思います。

クラウドファンディングも
そういうコミュニティをあらかじめ作り出す
プラットフォームではないかなと思っています。


あなたの商品やサービスは、どんな経験を生み出していますか。

 

20160901 英雄の旅(7) 旅ー求愛者 vol.1328
20160902 英雄の旅(8) 旅ー創造者 vol.1329
20160903 英雄の旅(9) 帰還ー統治者 vol.1330
20160904 英雄の旅(10) 帰還ー魔術師 vol.1331
20160905 英雄の旅(11) 帰還ー賢者 vol.1332
20160906 英雄の旅(12) 帰還ー道化 vol.1333
20160907 仕事は楽しいかね? vol.1334
20160908 非営利組織の経営 vol.1335
20160909 12年をふりかえる vol.1336
20160910 失敗をゼロにする起業のバイブル vol.1337
20160911 21世紀日本の格差(1) vol.1338
20160912 21世紀日本の格差(2) 所得格差 vol.1339
20160913 21世紀日本の格差(3) 健康格差 vol.1340
20160914 ゼロのちから vol.1341
20160915 仕事は楽しいかね?2 vol.1342
20160916 コ・イノベーション経営(1) 価値共創の未来に向けて vol.1343
20160917 コ・イノベーション経営(2) 企業中心から消費者中心へ vol.1344
20160918 コ・イノベーション経営(3) 知識創造のスピードを高める vol.1345
20160919 シリコンバレー(1)コンピューターヒストリーミュージアム vol.1346
20160920 お母さん、どうもありがとう vol.1347
20160921 シリコンバレー(2)自動車事情とスタンフォード大学 vol.1348
20160922 シリコンバレー(3)大阪大学と医療機器ベンチャー vol.1349
20160923 シリコンバレー(4)インテル vol.1350
20160924 シリコンバレー(5)チャットワーク 日米では真逆 vol.1351
20160925 シリコンバレー(6)ベンチャーキャピタル vol.1352
20160926 シリコンバレー(7)山ちゃんラーメン vol.1353
20160927 一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト vol.1354
20160928 自分がいなくてもうまくいく仕組み vol.1355
20160929 ディズニーに学ぶ幸福感の生み出した方 vol.1356
20160930 多様性のためのはじめの一歩  vol.1357